NPO法人かぷかぷ山のようちえんが「社会起業塾イニシアティブ」2021年メンバーに採択されました。
かぷかぷ山のようちえんは、0歳からの親子自然体験を軸に2017年から
地域の乳幼児親子と自然を日常的に楽しむ体験活動を続けてきました。
ひとりひとりの親子と向き合い、活動を続ける中で
現代における赤ちゃんを抱える親の辛さ、しんどさとも向き合ってきました。
普通に暮らしている、幸せそうな親子でも、
日常的に一緒に過ごすようになると話してくれる
親自身や家族の病気、祖父母など親族に頼れないあるいは夫が忙しいワンオペ育児、
地縁のない土地へきての孤独、仕事との両立の不安や疲労、子の特性や発達のことなど。
いったん社会とのつながりが薄くなる赤ちゃんの子育て期
核家族化が進み、地縁も薄くなる社会で、
はじめてのことづくしの、眠れない、心身を総動員する、とてもちいさな命と向き合う育児の日々。
みんな、こころのなかは
孤独で綱渡りのような日々を過ごしている、という実感があります。
もっと赤ちゃんと親が、ちいさなころから地域と仲間と繋がることで
こころのなかから、赤ちゃんと親が心から笑顔になれる社会にしたい。
かぷかぷの日々過ごしている自然の中での生活、体験、
そしてかぷかぷの仲間たちは、それを助けてくれる存在だと思います。
私自身も救われてきた親の一人です。
そこでかぷかぷ山のようちえんは
「地域子育てへの入口」として
自然体験を通した産後メンタルヘルスケア教室を運営していきます。
生後1年半未満の親子へ、自然の中でのワーク、
地域の先輩母でもある臨床心理士・助産師、そして同じ地域の⼦育て仲間との対話、
保育士との親子自然あそびを通じて、産後メンタルヘルスケアを行います。
そしてその後も親子が継続的に必要な支援を受け、安心して地域子育てが続けられるよう、
青梅では親子自然体験教室と居場所を運営していきます。
その他地域では既存の子育て支援団体と繋がり親子を支援していきます。
この事業を、産み育てていくために、採択していただいたことを最大限に生かし、
「社会起業塾イニシアティブ」の先輩方や仲間のみなさんから、
かぷかぷチームでたっぷり学び、実践し、基礎の基礎から、作っていきます。
「社会起業塾イニシアティブ」のプレスリリースはこちら。
社会起業塾の同期のみなさんの事業も魅力的です。
ぜひご覧ください。
(かなえ)
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